慰謝料と財産分与ってどっちも貰えるものなの?

慰謝料と財産分与の関係

 

離婚で1番の問題点となるのは・・・
2人で築き上げた財産を分ける「財産分与」、離婚の原因を作った方が払う「慰謝料」です。

 

夫が妻に暴力を振ってしまった、精神的に虐待をしてしまったなどの理由で離婚した夫婦がいました。
その時に、財産分与として衣裳箪笥と食器棚、そしてお金を分けましたが、離婚判決の後、半年以上たってから、あらためて離婚に至ってしまった精神的苦痛の慰謝料を請求したケースがありました。

 

夫の方は財産分与が財産分与が終わった後は離婚で支払うものは何もないと主張しました。
そして最高裁判所の段階まで争いをしましたが、夫は負け、妻の方が勝ち慰謝料の支払いが命じられました。
これは古い、裁判の事例ですが今でも有効で生きている判例です。

 

日本の離婚で圧倒的に多いのは、協議離婚です。
一般の方々は、慰謝料も財産分与もしっかりと区別することなく、離婚に伴う財産関係や費用、これからのことを解決するだけと金額を決めてしまいます。
あるいは「慰謝料」という言葉、名目が気にいらないということで、慰謝料が発生するなら一切払わないという人もいます。

 

そこで離婚の金銭の内訳を区別しないで、離婚でいくら払うか・・・
と決めて終了してしまうと法律的には「慰謝料と財産分与」は別になっているので、内訳を記載していなかったことにより、「あれは財産分与で慰謝料はこれから」などとまた金銭の交渉に発展してしまうこともあります。
財産分与も同様で、内訳を区分していないまま支払いを受けて、これからの財産分与の請求を一切しないなどと約束をしてしまうと、今度の請求が、封じられるかとても難しくなります。

 

財産分与をするときも、慰謝料をもらう(払う)ときも内訳はしっかりとしていた方がいいでしょう。

  • 支払う場合でしたら、今後請求しないという約束をかわすこと
  • 支払わせる場合でしたら、財産分与と慰謝料は別と頭に入れて交渉すること

 

 

つづいては・・・
>>慰謝料や財産分与の期限について